【往復JR利用】笹部先生と行く!坂本龍馬ゆかりの地を訪ねる旅 史跡料亭花月・長崎ランタンフェスティバル 長崎2日間

★☆★ここがツアーのポイント！★☆★
※京都産業大学准教授の笹部昌利先生がご案内！
※今話題の映画、映画『●●』で、今話題の映画の冒頭宴会シーンの舞台として登場した史跡料亭花月で卓袱料理の昼食
※夜は長崎ランタンフェスティバルを満喫

【龍馬が世界を夢見た町、長崎】
●京都産業大学准教授　笹部　昌利
「幕末維新」という時代を生きた人びとは、混沌とした当時の日本について深く考え、そして行動しました。
幕末の英雄、坂本龍馬も日本がより良く生まれ変わることを望んだ人間の一人でした。
幕臣勝海舟によって海軍の重要性を教えられた龍馬は、一転、海運業の興隆を目指しました。
船によって食料や武器を輸送し、利益を上げる。その構想の拠点となった町が長崎でした。
江戸時代、唯一、世界に開かれた町であった長崎で、後年、同僚の陸奥宗光に語った「世界の海援隊」を夢見たのかもしれません。
龍馬の感じた長崎の情緒は現在でも様々に残っています。
グラバー邸、オランダ坂がのこる大浦。龍馬の拠点があった亀山、そして龍馬が訪れ、密談を重ね、卓袱料理に舌鼓をうった料亭花月など。
２月の長崎の夜は、たくさんのランタンに本当にきれいです。楽しみ満載の一泊二日。どううぞ、ご期待ください。

●史跡料亭花月（2日目昼食・卓袱料理）
今話題の映画、映画『●●』で、映画の冒頭宴会シーンの舞台として登場した史跡料亭花月。映画では「花丸」になっています。
花月は1642年、長崎の丸山遊郭の老舗であった引田屋（ひけたや）の庭園内に、茶屋として造られたのが始まりです。大正末年、引田屋は廃業しましたが、花月の名称と引田屋の庭園、建物は現在に伝承され、1960年には長崎県の史跡に指定され、全国的に珍しい史跡料亭となりました。丸山は幕末から明治の激動の時代に活躍した国際人の社交場であり、頼山陽（らいさんよう）などの文人墨客も数多く訪れ、詩文・版画などにも紹介されてきました。
坂本龍馬がつけた刀傷の跡が床柱に残る「竜の間」や、タイル貼りの床に和風の格天井、中国の様式を取り入れた窓がある和洋折衷の日本初の洋間「春雨の間」、勝海舟が愛した日本庭園も一望できる「月の間」など、今なお当時の姿を残しています。
先人たちが過ごした空間で、元禄時代に造られた美しい庭園を見ながら、長崎の伝統料理「卓袱料理（しっぽくりょうり）」をお楽しみください。

●長崎ランタンフェスティバル（１日目夜）
長崎の冬を彩る一大イベント「長崎ランタンフェスティバル」。街中が約1万5千個の色鮮やかなランタンで幻想的に照らされ、異国情緒あふれる長崎ならではの雰囲気をお楽しみいただけます。唐人屋敷や中華街一帯には華やかなオブジェが並びます。夜空を背景に輝くランタンの光は、まるで異世界に迷い込んだかのような美しさ。歴史と文化が織りなす幻想的な祭りを、ぜひこの機会にご体感ください。

●出島和蘭商館跡（1日目）
ポルトガル人によるキリスト教の布教を禁止するために、江戸幕府は長崎の有力な町人に命じて岬の突端に人工の島を築き、ポルトガル人を収容した島が出島となりました。その後、鎖国令によってポルトガル船の来航が禁止されると、出島は一時、無人の島となりましたが、その後1641年、平戸のオランダ商館が出島に移転。それ以来、1859年に出島和蘭商館が廃止されるまでの218年もの間、日本の近代化に大きな役割を果たしました。

●大浦天主堂（１日目）
幕末の開国にともなって造成された長崎居留地の中に、在留外国人のために建設された国内現存最古の教会堂。2018年に世界遺産に登録されました。
正式名称は、「日本二十六聖殉教者聖堂（にほんにじゅうろくせいじゅんきょうしゃせいどう）」。

●グラバー邸（1日目）
スコットランド出身の商人トーマス・グラバーが、親子二代に渡り暮らした、日本に現存する最古の木造洋風建築です。美しい洋館と庭園が魅力のグラバー邸。龍馬は薩長同盟の実現や幕府打倒の動きに関わる中で、外国の武器や情報が必要でした。グラバー商会は薩摩藩や長州藩への武器供給を行っており、龍馬の仲介や交渉をサポートした可能性があり、グラバー邸そのものは、龍馬が頻繁に訪れた「商談や情報交換の場」としても使われていたと考えられています。邸内の一部には龍馬が訪れた記録や、歴史を感じるスポットも残されており、ただの観光では味わえない幕末ロマンを体感できます。洋館見学と共に、龍馬の足跡をたどる特別な旅をお楽しみください。歴史好きも、異国文化に触れたい方も満足できる、長崎ならではのスポットです。