【たびコトツアー】ゆったり街道歩き　成田街道を歩こう！（全9回）第4回前原から勝田台　日帰り

専任ガイドが同行いたします。
同行ガイド：青柳祐馬氏
江戸、街道といった街歩きを中心に、ガイド歴18年。歩かなければわからない歴史の魅力を伝えていく旅の案内人です。
（ガイドの体調や諸事情により、変更になる場合がございます。）

※立ち寄り場所等の詳細な資料付き！（お一人様1部）
集めて嬉しいスタンプ帳付き！（お一人様１部）

★成田街道とは？
最初の宿場町「新宿」から水戸街道と分岐して成田山新勝寺や佐倉藩へ向かう街道。佐倉藩や房総方面の大名が参勤交代で使用しました。また、江戸時代は信仰を目的とした旅ブームが起こり、成田山新勝寺は江戸から比較的近いこともあることから、多くの人々が「成田詣」に出かけたと言います。道中には、遊興の町「船橋宿」や城下町「佐倉宿」等も見どころの多い街道です。

★成田街道宿場町一覧
新宿―八幡宿―船橋宿―大和田宿―臼井宿―佐倉宿―酒々井宿―寺台宿―成田山新勝寺

★★第4回の主な見どころ★★

●前原御嶽神社
大和国（奈良県）の吉野の里に祀られていた蔵王権現に起源を持つ神社で、前原新田の鎮守として上東野新助が正徳5年（1715）に開創しました。
当時、開拓地であった当地の生活は厳しいものであったとされていますが、村民たちの精神的シンボルとして篤く崇敬されたと言います。

●血流地蔵道道標
八千代市吉橋に鎮座する貞福寺への道標。「血流地蔵尊」とは当寺の本尊で中世の吉橋城主・吉橋貞胤の守護仏でした。天文6年（1537）に吉橋城が北条氏に攻められ滅亡した後、家臣たちが貞福寺を創建しこの地蔵を祀ったと伝えられています。

●大和田宿付近の主な石塔
・二十六夜講塔：「二十六夜待ち」とは陰暦一月と七月の二十六日の月待信仰。月光の中に阿弥陀三尊（阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩）が現れると言われ日本各地で行われました。
・十九夜講塔：主に女性が参加し毎月十九日の夜に如意輪観音菩薩を本尊として安産や子供の成長、女人成仏を祈願する信仰。「月待信仰」の一種で、講中が念仏を唱えたり、お供え物をしたり、飲食を共にして月の出を待ちました。関東、東北地方で多く見られます。
・女人講：主に女性のみで構成される信仰的な集まりであり、近畿地方や北陸地方で多く見られました。神仏を祀る活動のほか、日常生活での情報交換の場としての役割も果たしていました。

●長妙寺
創建は寛永3年（1626）。江戸初期に佐倉藩主・土井利勝が新道を開き成田街道が開通すると、その盛り行く街道の姿に着眼し信仰心の篤い河野又衛門尉栄通公が一宇を建立したことに始まります。境内には八百屋お七の墓があり、母が刑場で密かに受け取った遺骨を故郷である大和田の長妙寺に葬ったとされています。

●大和田時平神社
成田街道が開通し発展が進んだ慶長15年（1610）に創建したとされています。現在の船橋市、習志野市、八千代市、千葉市にまたがる9つの神社が寄り集まって行う「下総三山の七年祭り」に参加する重要な一社です。

●萱田時平神社
元和元年（1615）創建で成田街道開通に伴い成立した萱田町に鎮座する神社です。大和田時平神社と同様に「下総三山の七年祭り」に参加する重要な一社です。