【たびコトツアー】ゆったり街道歩き　成田街道を歩こう！（全9回）第3回西船橋から前原　日帰り

専任ガイドが同行いたします。
同行ガイド：青柳祐馬氏
江戸、街道といった街歩きを中心に、ガイド歴18年。歩かなければわからない歴史の魅力を伝えていく旅の案内人です。
（ガイドの体調や諸事情により、変更になる場合がございます。）

※立ち寄り場所等の詳細な資料付き！（お一人様1部）
集めて嬉しいスタンプ帳付き！（お一人様１部）

★成田街道とは？
最初の宿場町「新宿」から水戸街道と分岐して成田山新勝寺や佐倉藩へ向かう街道。佐倉藩や房総方面の大名が参勤交代で使用しました。また、江戸時代は信仰を目的とした旅ブームが起こり、成田山新勝寺は江戸から比較的近いこともあることから、多くの人々が「成田詣」に出かけたと言います。道中には、遊興の町「船橋宿」や城下町「佐倉宿」等も見どころの多い街道です。

★成田街道宿場町一覧
新宿―八幡宿―船橋宿―大和田宿―臼井宿―佐倉宿―酒々井宿―寺台宿―成田山新勝寺

★★第3回の主な見どころ★★

・海神念仏堂
船橋は幕末に戊辰戦争の局地戦である「海神の戦い」が起こり、中心街の大半が兵火で失われました。境内にはその戦いで命を落とした「福岡藩・小室彌四郎と従卒の墳墓」や「脱走方（旧幕府軍）と薩州兵（新政府軍）の墓碑」が鎮座しています。

・船橋宿
成田街道最大の宿場町で、成田詣での帰路、船橋宿で「精進落とし」という宴会を催すことが定例であったことから、遊郭が立ち並び大いに賑わいました。旅籠の数は天保元年（1829）の最盛期には29軒あり、船橋宿場女郎・八兵衛が、川柳や十辺舎一九の作品にお登場する等、大変有名でした。

・船橋地名発祥の地
「船橋」の由来は日本武尊が東征の際に、地元住民が小舟を並べて板を渡して橋の代わりにしたことに因んでいます。船橋の下を流れる海老川は、かつて現在よりも川幅が広く水量も多かったため橋を架けるのが困難でした。そのため、船で橋の代わりにしたと伝えられています。

・船橋東照宮
元々、この場所には徳川家康が鷹狩に出かけるために造られた船橋御殿があった場所で慶長19年（1614）頃造営されたと言います。2代将軍秀忠も宿泊・休憩しましたが、以後、将軍が東金でのたかが栄を行わなかったため、船橋御殿は廃止となりました。当地は貞享年間（1684～88）に船橋大神宮神職・富氏に払い下げられると、御殿跡の中心部に家康を祀る東照宮を建立したと伝えられます。現在の社殿は安政4年（1857）に再建されたもので、「日本一小さい東照宮」と呼ばれています。

・船橋大神宮
正式名称は「意富比（おおひ）神社」で約1900年前、景行天皇の時代に日本武尊が東国平定に際し祈願成就を祈ったことが創始とされています。その歴史の古さから船橋では中心的な神社で、二代目・歌川広重「諸国名所百景　下総舟橋大神宮」で船橋大神宮が描かれており、江戸近郊の名所であったことが伺われます。