- 01 夜空に舞う女神
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地球は、宇宙は、なんて壮大なんだろう。
降り注ぐような星も流れる雲も、
沿岸の街の明かりさえも飲み込むような奇跡の光に、
誰もが無言でシャッターを切っています。
刻一刻とまるで生き物のように形を変えるオーロラ。
大声を出したら消えてしまうとでもいうように
息を潜めながら見上げるその光景は、
「夜明けの女神」に由来するその名にふさわしく、
時間の流れも忘れるほどに神秘的です。
ひたすらシャッターを切り続けていた女性が、
吐息で曇るカメラのディスプレイを覗きながら
静かに小さなガッツポーズを見せました。
あたりには声にならない、けれど熱い興奮が満ちています。
- 02 手付かずの自然を航く
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頭上にオーロラが踊るここは
沿岸急行船フッティルーテン。
ノルウェー大小34の港に立ち寄りながら
南のベルゲンから北のキルケネスまでを往復する
〝世界最北の定期船″です。
日中は窓の外に、屹立する岩肌や流れ落ちる滝など
美しく壮大なフィヨルドの風景が広がり、
〝世界で最も美しい船旅″と称されるのも納得の美しさ。
立ち寄る小さな村々もまるでお伽話のような可愛らしさです。
船内に流れるのもまた北欧らしい優しい時間。
パノラマラウンジでは窓の外に目をやりつつおしゃべりに興じるご婦人や、
併設のバーでノルウェービールを味わう紳士など、
誰もが皆それぞれのスタイルでくつろぎの時間を過ごしています。
- 03 極北の光を追いかけて
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興奮冷めやらぬ心持ちでふと時計を見ると、時間はまだ夜の22時過ぎ。
北米では深夜23時~朝3時頃がピークといわれるオーロラも、
北欧では20時頃から姿を現しはじめます。
さらにまわりは手付かずの大自然。
オーロラの光を遮る明かりが少ないので、
なるほどこれはオーロラ・ハントにうってつけです。
〝一生に一度…″とはよく言うけれど、オーロラが見られるかはもはや運次第。
結局厚い雲に遮られて見られなかったという話は少なくありません。
実際、先ほどまで私たちの頭上にも雲がかかっていましたが、
今は海に映ったオーロラのリフレクションに圧倒されるほどです。
なぜならそう、ここは海の道を行く船の上。
移動しながらオーロラ・ハントが楽しめるのです。
- point 企画担当者が行って、見て、感じたツアーの裏側
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F605AYC 北欧オーロラ&フィヨルドクルーズ 10日間
去る1月31日~2月9日の日程で催行されたツアーに、企画担当者が同行してきました。
実際に行ってきたからこそ感じたツアーの魅力をお伝えします。 -
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Auroraオーロラ観測はどうやって?
船内ではオーロラ出現のアナウンスがある為寒い中で何時間も待ち続ける必要はありません。とはいえ、船のデッキは極寒です。ダウンジャケット、厚手のズボンを必ずお持ちください。撮影は携帯のカメラでもオーロラレベルが強い場合撮影が可能ですがデジタルカメラや性能が上がる程良い撮影ができます。
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Event船内での過ごし方
船内に流れるのは時が止まっているかと思うほどのゆったりとした時間。ですが、退屈することはございません。ムール貝やラム肉の試食会や北極圏に関するレクチャーなど面白いイベントが充実しています。今回ご参加いただいたお客様もコーヒーを飲んでまったりしたり読書を楽しんだり思い思いに過ごされていました。
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Aurora北極圏の街々を楽しむ
にぎやかな都会から人口数百人の小さな港町まで数多くの港町に寄港します。その中の観光地のひとつ「ノールカップ」はヨーロッパ最北端の地。天候や道路事情で訪れられないことも多いまさに最果てです。一生に一度かもしれない貴重な体験ができるのもツアーの魅力です。
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Event北欧雑貨のショッピング
寄港地の散策で楽しいのは地元のスーパーや雑貨店でのお買い物。北欧ブランド「マリメッコ」をはじめ、洗練された北欧デザインの雑貨は見ているだけでも楽しいです。各都市でお気に入りの雑貨を探してみてはいかがでしょうか。
オーロラやフィヨルドだけではない、
フッティルーテンでのクルーズだからこそ楽しめる魅力が詰まったツアーでした。
ぜひみなさまのご参加をお待ちしています。 -
in the World
