2026年皆既日食まで あと日
美しい自然と歴史的な背景を持つスペインの古都サラゴサで、
皆既日食とサンセットの神秘的な現象をお楽しみ下さい!
この度は、「皆既日食」という特別な体験の地に、私たちの愛する土地サラゴサ(カリニェナ)を選んでくださり、ありがとうございます。
サラゴサは、古代ローマ時代から続く2000年以上の深い歴史と文化が息づく街です。
この地方特有の気候、澄み渡った青空と豊かな太陽の光と乾燥した空気は皆様の天体観測に最高のコンディションを提供してくれることでしょう。
この太陽の恵みは、私たちのワインの源でもあります。サラゴサが位置するアラゴン州は、スペインでも有数の歴史あるワイン産地であり、
私たちはローマ時代より続くその伝統に誇りを持ち日々ワイン造りに励んでおります。
皆様が天体の神秘に触れる、この素晴らしい旅のお手伝いができることをスタッフ一同楽しみにしております。当ワイナリーで、地元のワインと共に特別なひとときをお過ごしください。
皆様をこの地にお迎えできる日を、今から心待ちにしております。
¡Salud y buen viaje! (乾杯、そして良い旅を!)
GRANDES VINOSスタッフ一同

ワイナリーのオーナーと尾久上先生
〜 ごあいさつ 〜
2026年8月12日、皆既日食はロシアのタイミル半島から始まり、北極海を抜けてグリーンランド、アイスランドを経てスペインを通り、地中海で日没を迎えます。この時期、スペインでは晴天率が高くアクセスも容易なことから本ツアーをスペインで行うことにしました。日食1年前の8月にスペインの皆既帯を下見したところ、観光都市でもあるバルセロナから内陸に入った古都サラゴサ周辺が晴天率も高いことがわかりました。スペインでの皆既の時刻にはすでに夕刻になっていることから、見晴らしの良い場所で、食事やトイレなど設備の完備した施設を探したところ、カリニェナのワイナリーが私たちのために広場を用意してくれることになりました。下見の際には、日没まで現地の空を確認し、十分に皆既日食を観測できることを確認しました。高度の低い皆既日食では月の影が良く見えます。美しいコロナやダイヤモンドリングとともに楽しみましょう。

奈良県立大学
学長 尾久土 正己
観測地:スペイン

- コロナ
- 太陽を取り巻く外層大気のことをコロナ
と呼びます。真っ黒な皆既日食により真
珠色に光って見え、この太陽の磁力線に
沿った模様は肉眼でも観察できます。

- ダイヤモンドリング
- 皆既直前に起こる現象で、月の凹凸から
光りが漏れること。周りに輝くコロナの
光りに合わせて指輪のように見えること
からダイヤモンドリングと呼ばれます。


- 黄色の帯のところを皆既帯といい、皆既日食が見える範囲です。同じ皆既帯でも、中心線に近い場所ほど継
続時間が長くなります。気象条件など他の条件が変わらないのであれば、中心線に近い場所の方が観察に有
利です。
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▲ワイナリー外観
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▲観測地
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▲観測地
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▲日没
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▲GRANDES VINOS

▲ワイン貯蔵庫
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▲夕食(イメージ)

▲夕食(イメージ)
サラゴサから車で30分ほどのカリニェナというワインの産地にあるこの辺では最大規模のワイナリー。ブドウ畑に隣接し広大な敷地で観測が可能です。トイレも完備し、待ち時間にはワインの試飲も可能です。
観測地:スペイン 2026年8月12日 (水)
| 時間 | |
|---|---|
| 第1接触 | 19:35:12 |
| 第2接触 | 20:29:29 |
| 食の最大 | 20:30:18 |
| 第3接触 | 20:31:07 |
| 日没 | 21:09:00 |
| 第4接触 | 21:22:03 |
| 観測地情報 |
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●北緯:41°21′48″ ●西経:1°12′35″ ●標高:560m |
| 平均最高気温 | 33℃ |
| 平均最低気温 | 17℃ |
| 降水量(8月) | 0.4mm |
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スペインが世界に誇る未完の大聖堂◆ サグラダ・ファミリア ◆
最初に任命された建築家の後任に、ガウディが任命されたのが1883年。以後壮大なスケールの建築計画と費用の確保に寄付を募っていることから、完成には膨大な歳月を要するといわれており、2034年に完成予定です。
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有名建築家たちの作品◆ カサ・ミラ/カサ・バトリョ ◆
カサ・ミラは1906~1910年築の波打つ外観が特徴のミラ夫妻邸宅で、1984年にユネスコ世界遺産登録されました。カサ・バトリョは1877年築の建物をガウディが1904~1906年に改築。鮮やかなタイルと曲線美が特徴で、ドラゴンの背のような屋上が目を引きます。これら2つの邸宅は、ガウディの革新的な建築思想を象徴するバルセロナの魅力的存在です。
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バルセロナ市街や地中海を見渡せる絶景◆ モンジュイックの丘 ◆
1992年に開催された、バルセロナ・オリンピックのメインスタジアムがある所。その他、モンジュイック城、ミロ美術館やカタルーニャ美術館などがあります。丘の上からは、バルセロナの街が見渡せます。
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スペイン国内でもっとも重要な聖母マリア巡礼地◆ ピラ-ル聖母教会 ◆
スペイン・サラゴサの象徴ともいえる壮麗な教会。伝説では、聖母マリアが柱とともに現れ、ここに教会を建てるよう告げたとされています。内部にはゴヤのフレスコ画や、美しい礼拝堂があり、多くの巡礼者と観光客を魅了しています。
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5つの建築様式が融合した珍しい大聖堂◆ サン・サルバドール大聖堂◆
(通称:ラ・セオ)サン・サルバドール大聖堂は、「ラ・セオ」の愛称で親しまれる歴史ある教会です。ローマ時代の神殿跡に建てられ、ゴシック、ムデハル、バロックなどといった多彩な建築様式が融合。内部には豪華な祭壇やタペストリー博物館があり、芸術と歴史が息づく荘厳な空間が広がります。
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ヨーロッパ最大級の壮麗な王宮◆ マドリード王宮 ◆
かつてスペイン国王の宮殿だったこの建物は、現在、迎賓館として国の公式行事などで利用されています。総面積135,000平方メートル、部屋数3,000以上を誇る世界有数の規模です。シックな外観とは対照的に、ロココ様式のガスパリーニの間、ヴェルサイユ宮殿を模した鏡の間、ストラディバリウスの楽器が飾られたホールなど、豪華で個性的な内部は必見です。
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歴史的かつ人気の高い食のマーケット◆ サン・ミゲル市場 ◆
サンミゲル市場は1916年に生鮮食品市場として開業し、2009年にマドリード初のガストロノミーマーケットとして再生しました。美しい鋳鉄建築が特徴で、新鮮なシーフード、イベリコ豚の生ハム、タパスなどを提供し、購入した食材をその場で楽しめるイートインスペースも完備しています。地元住民や観光客からスペイン各地の美食を楽しめる場所として人気です。
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世界屈指の美術館◆ プラド美術館 ◆
プラド美術館は1819年に開館したマドリードの世界的に有名な美術館で、スペイン王室のコレクションを基に、約8,600点の絵画と700点以上の彫刻を所蔵しています。ベラスケスやゴヤをはじめとするスペイン絵画の膨大なコレクションが最大の見どころで、18世紀の新古典主義建築の建物自体も歴史的価値が高いです。スペインの芸術、文化、歴史を深く理解するために不可欠な場所です。
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壮麗なイスラム建築の宮殿・要塞◆ アルハンブラ宮殿 ◆
アルハンブラ宮殿は、13世紀にイスラム王朝がスペインのグラナダに築いた宮殿兼要塞です。精巧な装飾が特徴で、ライオンの中庭にある噴水は特に有名です。イスラム王朝の終焉の地でもあり、当時の繁栄を今に伝えています。1984年に世界遺産に登録され、その歴史と美しさは多くの人々を魅了し続けています。
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ミハスは、アンダルシア地方の「白い村」として知られる美しい村です。コスタ・デル・ソルに位置し、白い家々が連なる景観が特徴。ローマ帝国やイスラム王朝の支配を受けた歴史から、アラビア文化とキリスト教文化が融合した独特の景観が生まれました。建物の白さは、日差しと猛暑を避けるための知恵です。村には色とりどりの花が飾られ、白い建物とのコントラストが楽しめます。徒歩でも観光可能ですが、名物のロバタクシーもおすすめです。
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幾重にもアーチが連なる神秘的な世界遺産◆ メスキータ ◆
コルドバのメスキータは、イスラム教とキリスト教建築が共存する壮大な建物です。785年にイスラム王朝によって礼拝堂として建設され、後にカトリック教会に改修されました。赤レンガと石灰石の紅白二重アーチが連なる「円柱の森」が特徴で、中央にはゴシック、ルネサンス、バロック様式が融合した大聖堂があります。異なる文化と宗教が見事に調和するメスキータは、訪れる人々に深い感動を与えます。
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モンセラットの標高は1,236m、バルセロナからは車で1時間の距離。岩山の頂上には1025年に創建されたモンセラット修道院があり、信仰のシンボルの「黒いマリア像」として知られる「聖母マリア・デ・モンセラット」が祀られています。 宗教的に重要な聖地であり、自然景観の美しさが際立つモンセラットにはハイキングコースもあり、バルセロナから日帰りで訪れやすい立地にあるため、世界中から多くの観光客が訪れます。
- ■正式名称 スペイン王国 Kingdom of Spain
- ■首 都 マドリード
- ■人種民族 イベリア・ケルト系、ガリシア人、カタルーニャ人、バスク人、その他
- ■宗 教 憲法で信仰の自由が保障されている。
- ■言 語 スペイン語、カタルーニャ語など
- ■通 貨 ユーロ
- ■時 差 -8時間(カナリア諸島はー9時間)
- ■サマータイム 3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日は-7時間(カナリア諸島は-8時間)
















