阪急交通社 スペシャルサポーター第1号に就任いたしました
このたび、阪急交通社のスペシャルサポーターに就任されたかほさん。登山系YouTuberとして活動し、33万人以上ものチャンネル登録者数を誇るかほさん。国内の山々はもちろん、マッターホルンや
アコンカグア、マナスルなど、海外の高難易度の山にも挑戦するなど
活動の幅を広げていらっしゃいます。今回は、海外ハイキングの魅力について語っていただきました。
こんな世界があったんだ!
という感動が心を掴んで山の虜に。
Q
- 山登りを始めたきっかけは?
-
かほさん 社会人になってテレビ番組のアシスタントディレクターをやっておりまして、そのときの企画の一環で八ヶ岳に登ったのが最初です。
Q
- その体験をきっかけに山の魅力にはまったんですね
-
かほさん 八ヶ岳の空は本当に広くて青くて、こんな景色が広がっているんだ!っていう感動を覚えたんです。
Q
- そうして日本全国あちこちの山を登られるようになって、海外の山にも挑戦しようと思い立ったきっかけは?
-
かほさん はじめは会社員をやりながら活動していたんですけど、その後専業のYouTuberになって時間を自由に使えるようになったんです。せっかくだから今までできなかったことに挑戦したくて、海外の山に興味をもつようになりました。
Q
- 海外挑戦にあたって不安はなかったですか?
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かほさん 山ではガイドさんに案内してもらうように手配したんですが、会話はすべて英語なので、うまくやりとりできなかったらどうしよう、というのが一番の不安でしたけど、言葉の面はなんとか乗り切れたのでしっかり楽しめましたよ。
日本語ガイドが同行するツアーでしたらそういった不安もなく、山歩きを満喫できそうですね
Q
- それでも、海外ハイキング未経験という方にとっては、
やっぱりハードルが高く感じてしまうかもしれません -
かほさん 日本で登山というととにかく一生懸命に登らなきゃいけない、というようなイメージがあると思うんです。でも本来はそうではなくて、自然の中にゆっくり身を置いて、自然そのものを楽しむのも登山の形のひとつなんです。
Q
- 無理せず楽しく歩くのが一番ですよね
-
かほさん ヨーロッパアルプスは特に、登山鉄道とかロープウェイ、ケーブルカーがそこら中に張り巡らされているんです。乗り物で標高の高い場所まで運んでもらって、景色のいいところだけを散策して帰ってくる。だから苦もなく3千メートル級の高所からの絶景が楽しめるんです。

ふだんの生活では出会えない景色と体験が
人生に彩りを加えてくれる
Q
- そこから見られる景色も
日本とはスケールが違うんでしょうね -
かほさん そうなんです。あと私「逆さ〇〇」みたいなのがとても好きなんです。
Q
- 水面に映る山容のことですね?
-
かほさん マッターホルンの登山鉄道駅から10分くらい歩いたところにあるリッフェル湖という場所で、くっきりときれいな逆さマッターホルンが見られて大興奮でした!スイスに行ったらぜひ見ていただきたい景色のひとつです。
Q
- 湖までの道も苦労なく?
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かほさん きれいに整備されたゆるやかな坂道が湖畔まで続いているので、本当に楽ちんです。

Q
- 年配の方でも安心して
歩けるんですね -
かほさん はい、私の両親がもう70歳近いんですが、私の動画を見てスイスにツアーで行って。すっごく楽しかったと言って帰ってきましたよ。
Q
- ツアーでは毎日のようにハイキングが続くものもあります
安全にハイキングを楽しむためのアドバイスをお願いします -
かほさん なによりも睡眠が一番大切です。海外だと時差の影響でなかなか寝付けないこともあると思うんですけど、睡眠不足は疲労に直結しますので、なんとか工夫して、少しでも長く眠れるようにしていただきたいです。夏のヨーロッパは21時くらいまで明るかったりするのでアイマスクなども有効かもしれません。
Q
- とにかくリフレッシュが大切ですね
-
かほさん あとは行動中こまめに水分を摂ること。体中の水分バランスによってパフォーマンスにも差が出てきてしまうんです。ちょっとの段差や小石でつまずいたりとか。
Q
- 「こまめ」というのが大切なんですね
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かほさん 一気にたくさん飲んでも体が吸収できずに外に出てしまうんです。あとはアミノ酸系のサプリメントを行動中に摂取すると筋肉の疲労を軽減できるので、おすすめです。
Q
- 出発前にトレーニングもするべきですか?
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かほさん やっぱり歩き続けられる体力は養っておきたいです。頻繁に山を歩ければいいんですけど、できない場合は例えば駅の階段などを意識して歩くだけも筋肉の刺激になりますし、大きめの公園でもいいので、まずは自分の足で長く歩く習慣をつけるところから始めたいですね。
Q
- 体力の有無でハイキングの楽しさも変わってきそうですよね
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かほさん 無理をせず、自分の体力に見合ったトレーニングをしながら、山歩きを楽しんでほしいですね。

Q
- 海外ではハイキング以外の楽しみも多そうですね
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かほさん ヨーロッパの山岳リゾートって日本にはない雰囲気なんです。日本で山岳リゾートっていうと上高地がイメージされることが多いと思うんですが、上高地よりも山に近い場所に街が作られていて。そこに暮らす人もいれば旅行者もたくさんいて多くの人で賑わっているんです。
Q
- そこに滞在しているだけでもすごく楽しそうですよね
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かほさん 毎朝山を見上げながら街を散歩して、ああ、今日も山が綺麗だなって噛みしめるのが幸せなんです。
Q
- 山とともに暮らしている感覚が味わえるんですね
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かほさん 私はヨーロッパのパン屋さんが大好きで、滞在中は毎朝パン屋さんまで朝食を求めて散歩するんです。ぜひ皆さんにはパンを食べていただきたい(笑)
Q
- かほさんのこれからの目標をお聞かせください
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かほさん 今までは自分の活動というか、自分自身が山を楽しんで挑戦をしていきたいという思いで活動していましたが、そういった挑戦はマッターホルンに登れたことで結構満足しちゃったんです。今年登山ガイドの資格を取って、先日はじめてお客様を案内するガイドツアーを行なったんです。近場の低山は登るけどアルプスはちょっと…という方の後押しができるような、お客様の山の楽しみ方の幅が広がる手助けとなるような活動を続けていくのがいまの目標ですね。

Q
- 海外ハイキングへの参加を迷っている方の後押しもぜひ
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かほさん 日本の山での景色も十分綺麗なんですけど、海外の山ではやっぱりこんな世界がまだあったんだ!という感動に出会えるのが一番の魅力です。ふだんの生活から離れた場所で美しい景色に出会えるという体験は、人生がより彩られる機会になると思うので、迷われている方はぜひともその機会を得ていただきたいです。






