A3.2023年は33件の文化遺産、9件の自然遺産の合計42件が新規登録され、重要な範囲の変更が行われた遺産が1件ありました。これで世界遺産は合計で1,199件となります。
また、危機遺産リストに新規登録されたのは2件、リストから脱したのは1件だったため危機遺産の総数は56件になりました。
- ■新規登録の世界遺産
- 【文化遺産】
- ゲデオの文化的景観(エチオピア)
- ジェルバ:島嶼部への入植様式の証拠(チュニジア)
- ルワンダ虐殺の記憶の場:ニャマタ、ムランビ、ギソジ、ビセセロ(ルワンダ)
- ホープウェルの儀礼的土塁群(アメリカ)
- 伽耶古墳群(韓国)
- 普洱(プーアル)の景邁山古茶林の文化的景観(中国)
- 鹿石と関連する青銅器時代の遺跡群(モンゴル)
- ジョグジャカルタの世界観を表す軸線と歴史的建造物群(インドネシア)
- シ・テープの古代都市と関連するドヴァラヴァティ王国の遺跡群(タイ)
- コー・ケー:古代リンガプラもしくはチョック・ガルギャーの考古遺跡(カンボジア)
- シャンティニケタン(インド)
- ホイサラ様式の信仰関連遺産群(インド)
- トロンデック・クロンダイク(カナダ)
- 第一次世界大戦(西部戦線)の慰霊と記憶の場(フランス、ベルギー)
- ニームのメゾン・カレ(フランス)
- メノルカ島のタライオティック文化先史遺跡群(スペイン)
- エアフルトの中世ユダヤ関連遺産(ドイツ)
- ザゴリの文化的景観(ギリシャ)
- フラーネカーのエイシンハ・プラネタリウム(オランダ)
- ジャテツとザーツ・ホップの景観(チェコ)
- ヴァイキング時代の環状要塞群(デンマーク)
- クルディーガの旧市街(ラトビア)
- カザン連邦大学の天体観測所群(ロシア)
- モダニズム都市カウナス:楽観主義建築(1919-1939)(リトアニア)
- ESMA 博物館と記憶の場:拘禁と拷問、虐殺のかつての機密拠点(アルゼンチン)
- タカリク・アバフ国立考古公園(グアテマラ)
- ヨルサファナの考古学的遺跡:ヨルサファナの入植地とカシポラ・クリークの墓地(スリナム)
- ゴルディオン(トルコ)
- 中世アナトリアの木造多柱式モスク群(トルコ)
- キナリグ人の文化的景観と移牧の道「カッチ・ヨル」(アゼルバイジャン)
- ペルシアの隊商宿(イラン)
- シルク・ロード:ザラフシャン・カラクム回廊(ウズベキスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)
- 古代エリコ/テル・エッ・スルタン(パレスチナ)
- 【自然遺産】
- バレ山脈国立公園(エチオピア)
- オザラ・コクアの森林山塊(コンゴ民主共和国)
- ニュングウエ国立公園(ルワンダ)
- アンティコスティ(カナダ)
- アペニン山脈北部の蒸発岩カルストと洞窟群(イタリア)
- プレ山及びマルティニーク島北部の峻峰群の火山と森林(フランス)
- ヨルサファナの考古学的遺跡:ヨルサファナの入植地とカシポラ・クリークの墓地(スリナム)
- トゥランの寒冬砂漠群(ウズベキスタン、カザフスタン、トルクメニスタン)
- ウルク・バニ・マアリド(サウジアラビア)
- ティグローヴァヤ・バルカ自然保護区のタゲイ森林群(タジキスタン)
- 2023年1月にパリのユネスコ本部で開催された世界遺産委員会の臨時会合では、3件の遺産が緊急的登録推薦によって世界遺産に登録されました。
- オデーサの歴史地区(ウクライナ)
- トリポリのラシード・カラーミー国際見本市会場(レバノン共和国)
- マリブ:古代サバ王国の代表的遺跡群(イエメン共和国)