この仕事をしていると人の出会いに感謝することがたくさんあります。以前南米に行ったとき、深夜到着後のうえ次の日は朝の4時出発。ベッドに入る間もなく部屋を出たのは長い添乗経験で初めてでした。その日はナスカの地上絵を見る行程で長いバス移動でしたが、途中で身体が悲鳴をあげ始め、その日の宿泊地マチュピチュ村では這いつくばるようにチェックインをしました。やっとの思いで夕食を済ませた時には体は限界に。そんな時、お一人のお客様からお声をかけて頂き、「明日の行程は現地のガイドさんがいるから絶対に明日はホテルで休みなさい!」と仰られ、次の日はお言葉に甘えて団から離れさせて貰い病院で受診、なんとか事なきを得ました。実はその「休みなさい!」と仰っていただいたお客様は数年前に北欧のツアーでご一緒だったお客様で、久しぶりの再会に喜んでいたお客様でした。私にとって人との出会いそして再会が、この仕事をしていて1番の宝物です。