インド魅力満載の旅 6・7日間

ムガル帝国の第５代皇帝シャージャハーンが、愛する王妃ムムターズ・マハルのために建てた霊廟で、約２２年の歳月をかけ１６５３年に完成しました。イスラム建築の象徴でもある左右対称のデザイン、白亜の大理石とそれらを彩る美しすぎる装飾は“インドの至宝”とも称され、今もなお訪れる人々を魅了しています。

１６世紀から約３００年の間、歴代皇帝が君臨した居城で、この地で採れる赤砂岩を用いて建てられたことから「赤い城」と呼ばれています。城に幽閉されたシャージャハーンが、ヤムナー川対岸のタージマハルに眠る妃に思いを寄せながらその生涯を終えたという愛の悲話でも知られています。

メインストリートに面して建つジャイプールの象徴。透かし彫りがなされた無数の格子窓からは、当時夫以外に顔を見せられない宮廷の女性達がひそかに街の喧騒を眺めていたと言われています。

サンスクリット語で「魔法の仕掛け」の通り、ヨーロッパやペルシャから情報を集め天文学の枠を結集して造られた約２０もの天文台が並びます。約２８０年たった今も現役で利用されており、当時の技術の高さがうかがえます。

１６世紀、様々な民族が行き交う要衝であったこの地に丘の上に強固な城砦を築城、異民族の侵入に備えたといわれています。幾何学模様や花模様をあしらった城内の装飾も素晴らしく、中でも世界屈指の美しさを誇る「ガネーシャ門」や「鏡の間」は圧巻です。

高さ75.2mを誇るミナレットが聳える遺跡群。先端に向かって細くなる構造や大理石と赤砂岩とのグラデーションが見事。偶像崇拝を禁ずるイスラム建築でありながら、女神や動物などのレリーフが見られるのも特徴です。

ムガル帝国第２代皇帝フマユーンの霊廟。ドームやアーチ、精巧な透かし彫りなどのイスラム様式と、柱や梁といったインドの建築様式が融合したムガル建築の原点ともいわれ、タージマハルの建築にも大きく影響したといわれています。