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世界遺産 〜The World Heritage〜

第96回 ロシア カムチャッカ火山群 厳しい自然が育んだ 火山と動植物の宝庫

第96回 ロシア

カムチャッカ火山群

厳しい自然が育んだ 火山と動植物の宝庫

世界遺産|カムチャッカ火山群

Story

ムチャッカ半島はユーラシア大陸の東の果て、亜寒帯気候からツンドラ気候に属する寒冷地で、西をオホーツク海、東をベーリング海に挟まれ、ヒグマ、アシカ、ラッコなどの陸棲・海棲哺乳類や鳥類、魚類が高密度に棲息する、日本と同じくらいの面積がある半島です。その約10%にあたる地域、国立クロノツキー生物圏・自然保護区、南西ツンドラ自然保護区の2つの自然保護区と、ブィストリンスキー自然公園、ナルィチェヴォ自然公園、南カムチャッカ自然公園、クリュチェフスコイ自然公園の4つの自然公園が世界遺産に登録されています。

ナルィチェヴォ自然公園に聳えるアヴァチャ火山(標高約2,751m)は、端正な山容から「カムチャッカ富士」とも呼ばれ、麓の高原には固有種を含む多くの高山植物が咲く、格好のトレッキングコース。また、クリュチェフスコイ自然公園のクリュチェフスコヤ火山は、ユーラシア大陸の火山では最高峰の標高約 4,835mを誇っています。

環太平洋火山帯に属する半島には約160もの火山があり、29ほどの火山が今も活動中。大量の溶岩が流れ出すハワイ式、間欠的にマグマ片や火山弾を噴出するストロンボリ式など、「火山の博物館」といわれるほどさまざまなタイプの火山が密集しています。温泉も各所に湧き、自然湧出の温泉だけでも160カ所以上も。知床の50倍以上の広さの自然が手つかずのまま残り、火山と動植物が多様な表情を見せてくれます。

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ナルィチェヴォ自然公園に聳えるアヴァチャ火山(標高約2,751m)は、端正な山容から「カムチャッカ富士」とも呼ばれ、麓の高原には固有種を含む多くの高山植物が咲く、格好のトレッキングコース。また、クリュチェフスコイ自然公園のクリュチェフスコヤ火山は、ユーラシア大陸の火山では最高峰の標高約 4,835mを誇っています。

環太平洋火山帯に属する半島には約160もの火山があり、29ほどの火山が今も活動中。大量の溶岩が流れ出すハワイ式、間欠的にマグマ片や火山弾を噴出するストロンボリ式など、「火山の博物館」といわれるほどさまざまなタイプの火山が密集しています。温泉も各所に湧き、自然湧出の温泉だけでも160カ所以上も。知床の50倍以上の広さの自然が手つかずのまま残り、火山と動植物が多様な表情を見せてくれます。

Photos

世界遺産|アヴァチャ火山
▲日本の富士を連想させるアヴァチャ火山
世界遺産|高山植物
▲壮大な景観美とともに、かわいらしい高山植物も楽しめる

Data

◆登録名:
モスクワのカムチャッカ火山群
◆登録年:
1996年・2001年
◆分類:
自然遺産
◆アクセス:
日本からカムチャッカ半島の玄関口ペトロパヴロフスク・カムチャツキーまでは直行便利用で約3~4時間

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