ウェブのお悩みガイド

世界遺産 〜The World Heritage〜

第322回 ポルトガル トマールのキリスト教修道院 テンプル騎士団が築き大航海時代を牽引した修道院

第322回 ポルトガル

トマールのキリスト教修道院

テンプル騎士団が築き大航海時代を牽引した修道院

トマールのキリスト教修道院

Story

スボンの北約140㎞、ナバオン川の中流に広がる町トマールの高台に、城壁に囲まれた世界遺産のキリスト教修道院があります。その起源は12世紀、アルフォンソ1世がイスラム勢力の駆逐に貢献した褒賞としてテンプル騎士団に寄進した土地に、堅牢な城塞と聖堂を築いたことに始まります。以後16世紀まで増改築が繰り返され、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、マヌエルなど、様々な時代の建築様式が融合したポルトガル最大規模の修道院となりました。

聖地エルサレムへの巡礼者を守るために結成され、中世最強と謳われたテンプル騎士団の戦士にして修道士の騎士たち。彼らは修道院最古の聖堂(テンプル騎士団の円堂)で、騎馬のまま祈りを捧げ戦いに赴いたといわれます。エルサレムのオマールモスクや聖墳墓教会をモデルに造られ、キリストの生涯が描かれた聖堂の内部に足を踏み入れると、騎士たちの息遣いが今も感じられる心地がします。

テンプル騎士団は14世紀に解散させられますが、ポルトガルではキリスト騎士団と改名し活動を続けます。15世紀に団長を務めたエンリケ航海王子は、騎士団を率いイスラム勢力と戦い、新航路の開拓にも着手。ポルトガル海上帝国の先駆けとなりました。ゴシック様式の墓の回廊と沐浴の回廊は彼が増築。また、16世紀に造られたサンタ・バルバラの回廊にはマヌエル様式の大窓があり、大航海時代を彷彿させるマスト、ロープ、鎖などのモチーフが刻まれています。

続きを読む

聖地エルサレムへの巡礼者を守るために結成され、中世最強と謳われたテンプル騎士団の戦士にして修道士の騎士たち。彼らは修道院最古の聖堂(テンプル騎士団の円堂)で、騎馬のまま祈りを捧げ戦いに赴いたといわれます。エルサレムのオマールモスクや聖墳墓教会をモデルに造られ、キリストの生涯が描かれた聖堂の内部に足を踏み入れると、騎士たちの息遣いが今も感じられる心地がします。

テンプル騎士団は14世紀に解散させられますが、ポルトガルではキリスト騎士団と改名し活動を続けます。15世紀に団長を務めたエンリケ航海王子は、騎士団を率いイスラム勢力と戦い、新航路の開拓にも着手。ポルトガル海上帝国の先駆けとなりました。ゴシック様式の墓の回廊と沐浴の回廊は彼が増築。また、16世紀に造られたサンタ・バルバラの回廊にはマヌエル様式の大窓があり、大航海時代を彷彿させるマスト、ロープ、鎖などのモチーフが刻まれています。

Photos

世界遺産|トマールのキリスト教修道院
▲印象的な天井の修道院内部
世界遺産|トマールのキリスト教修道院
▲「ジョアン3世の回廊」とも呼ばれるゴシック様式の墓の回廊

Data

◆登録名:
トマールのキリスト教修道院
◆登録年:
1983年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
リスボンから鉄道で約2時間

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください

PR
【福たびフェア2021】総額2021万円分のお年玉クーポンをプレゼント!クーポン獲得期間は1月31日まで!