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古都京都/日本気品と風格が薫る千年の都の吸引力

古都京都

Story

平安遷都1200年の記念すべき年に世界遺産の仲間入りを果たした京都。794年〜1868年の長きにわたって皇居の置かれた日本の首都であり、武家政権となるまでは文化・経済・政治の中枢として繁栄をほしいままにしました。三方を山に囲まれた条坊制の町並みに、平安・鎌倉・室町・桃山・江戸の各時代の建造物が点在し、21世紀となった今もなお風格ある景観と雅びな風情で私たちを魅了します。

登録されている物件は、京都府京都市・宇治市、滋賀県大津市に現存する17の社寺と城。毎月21日、“弘法さん”と呼ばれる縁日で賑わう東寺は正式名称を教王護国寺といい、王城鎮護のために建てられた官寺で、後に空海に下賜され真言宗寺院として発展しました。京都のシンボルである日本一高い五重塔など多数の国宝、重文を有し、立体曼荼羅など密教美術の宝庫です。修学旅行生が必ず立ち寄る清水寺は、坂上田村麻呂の創建と伝えられる古刹で、本堂の「清水の舞台」からは京都市街が一望できます。錦雲渓の上に張り出した懸崖造りの舞台は、釘を1本も使っていないことで知られています。

京都の西の奥座敷、栂尾には『鳥獣人物戯画』で名高い高山寺。国宝の石水院は寝殿造りが優雅な鎌倉建築の傑作。縁側から眺める紅葉の美しさは眼福の極み。いずれの物件も歴史の舞台としてはもちろん、わが国の文化芸術の基礎を形づくったという点においても価値ある建造物ばかり。それらが春夏秋冬、周囲の自然との絶妙な調和を見せ、訪れるたびに新たな感動と楽しみを与えてくれます。年間約4,000万人もの観光客が訪れる古都京都こそ、まさしく世界に誇る日本の至宝といえましょう。

Photos

東寺

都を護るために建立された東寺(教王護国寺)

永観堂

紅葉に彩られる京都は誰もがため息(永観堂)

Data

登録名
古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)
登録年
1994年
分類
文化遺産
国名
日本
住所
京都府京都市
アクセス
東海道新幹線「のぞみ」で東京より約2時間20分。電車で大阪より約30〜45分
ベストシーズン
通年