世界遺産 〜The World Heritage〜
第202回 オーストラリア
先住民が聖地と崇める 地球が創造した36の巨岩
オーストラリア中央部に聳えるエアーズロック(ウルル)から西へ約30km。ウルルとともに1987年に自然遺産に登録、1994年には先住民アボリジニの聖地としての文化的価値が見直され、複合遺産となったカタ・ジュタ。巨大な一枚岩のウルルに対し、36の奇岩群からなるカタ・ジュタは、アボリジニの言葉で「たくさんの頭」を意味し、特に男性とって神聖な場所とされてきました。現在も観光で許可されているエリア以外は、女性は立ち入ることができません。
カタ・ジュタには「マウント・オルガ」「マウント・ギー」「マウント・ウルパ」「リル・ウォール」の4つの代表的な巨岩があり、中でも「マウント・オルガ」は高さ約500mとウルルより高く、見る角度によって姿を変える美しい巨岩です。ここには、トレイルと呼ばれる奇岩群を内側から楽しめるウォーキング・コースがあり、ウルパ・ゴージ・ウォークは巨大なマウント・オルガを間近に感じる渓谷歩きです。近年観光で行けるようになった、「マウント・ギー」と「マウント・ウルパ」の間のバレー・オブ・ウィンズという風の谷を歩く「風の谷ウォーク」は、谷を吹き抜ける風が美しい音色を奏でる人気のコースです。いずれも大自然の壮大な造形美を肌で感じることができるでしょう。
36の奇岩が集まるカタ・ジュタは、太陽の動きに合わせ刻一刻と生きもののように姿を変えていきます。そして、その奇岩群の中に分け入ると、繊細ささえ垣間見せるカタ・ジュタ。地球の営みと気の遠くなる時間が創り上げた、まさに地球の芸術品といえるでしょう。
カタ・ジュタには「マウント・オルガ」「マウント・ギー」「マウント・ウルパ」「リル・ウォール」の4つの代表的な巨岩があり、中でも「マウント・オルガ」は高さ約500mとウルルより高く、見る角度によって姿を変える美しい巨岩です。ここには、トレイルと呼ばれる奇岩群を内側から楽しめるウォーキング・コースがあり、ウルパ・ゴージ・ウォークは巨大なマウント・オルガを間近に感じる渓谷歩きです。近年観光で行けるようになった、「マウント・ギー」と「マウント・ウルパ」の間のバレー・オブ・ウィンズという風の谷を歩く「風の谷ウォーク」は、谷を吹き抜ける風が美しい音色を奏でる人気のコースです。いずれも大自然の壮大な造形美を肌で感じることができるでしょう。
36の奇岩が集まるカタ・ジュタは、太陽の動きに合わせ刻一刻と生きもののように姿を変えていきます。そして、その奇岩群の中に分け入ると、繊細ささえ垣間見せるカタ・ジュタ。地球の営みと気の遠くなる時間が創り上げた、まさに地球の芸術品といえるでしょう。
※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください