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世界遺産 〜The World Heritage〜

第306回 インド エローラ石窟群 インド三大宗教の寺院群が宗教芸術の粋を競い合う

第306回 インド

エローラ石窟群

インド三大宗教の寺院群が宗教芸術の粋を競い合う

世界遺産|エローラ石窟群

Story

元前500年頃シャカによって開かれた仏教、仏教に代わりインドの社会に深く根付いていったヒンドゥー教、そして仏教とほぼ時を同じくしておこり、商業関係者に信徒の多いジャイナ教。インド発祥の3つの宗教の寺院群が1か所に集まる世界でも例をみない遺跡、それがエローラ石窟群です。

ムンバイから北東へ約380km、デカン高原の岩山をくり抜いた34の石窟が南北約2kmにわたり連なります。南端の第1~12窟は仏教石窟(5~7世紀)。ほとんどの石窟が修行のための僧院として使われ、唯一仏塔と仏像が祀られた10窟は、巨大な生き物の胎内を連想させる肋骨のような天井が印象的。第13~29窟はヒンドゥー教石窟(7~9世紀)。とりわけ第16窟はカイラーサナータ寺院と呼ばれ、エローラ最大の見どころ。高さ約32m、幅約45m、奥行き約85mという規模もさることながら、柱や梁、神々の像、ヒンドゥー教の神話「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」を題材にした精緻なレリーフまで、1世紀以上かけツチとノミで岩山から彫り出した、巨大な彫刻作品です。北端の第30~34窟はジャイナ教石窟(9~10世紀)。彫刻の繊細さはヒンドゥー教石窟を凌ぐともいわれます。

エローラ石窟群は、アジャンター石窟群とエレファンタ石窟群に並ぶインド三大石窟の一つです。この中でも、3つの宗教の石窟が見られるのはエローラ石窟群だけ。石窟は年代順に並び、同時期の異なる宗教の石窟もあり、宗教に寛容なインドの懐の深さと、寺院建造へ人々を突き動かした力に驚かされます。

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ムンバイから北東へ約380km、デカン高原の岩山をくり抜いた34の石窟が南北約2kmにわたり連なります。南端の第1~12窟は仏教石窟(5~7世紀)。ほとんどの石窟が修行のための僧院として使われ、唯一仏塔と仏像が祀られた10窟は、巨大な生き物の胎内を連想させる肋骨のような天井が印象的。第13~29窟はヒンドゥー教石窟(7~9世紀)。とりわけ第16窟はカイラーサナータ寺院と呼ばれ、エローラ最大の見どころ。高さ約32m、幅約45m、奥行き約85mという規模もさることながら、柱や梁、神々の像、ヒンドゥー教の神話「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」を題材にした精緻なレリーフまで、1世紀以上かけツチとノミで岩山から彫り出した、巨大な彫刻作品です。北端の第30~34窟はジャイナ教石窟(9~10世紀)。彫刻の繊細さはヒンドゥー教石窟を凌ぐともいわれます。

エローラ石窟群は、アジャンター石窟群とエレファンタ石窟群に並ぶインド三大石窟の一つです。この中でも、3つの宗教の石窟が見られるのはエローラ石窟群だけ。石窟は年代順に並び、同時期の異なる宗教の石窟もあり、宗教に寛容なインドの懐の深さと、寺院建造へ人々を突き動かした力に驚かされます。

Photos

世界遺産|エローラ石窟群
▲肋骨のような天井が印象的のチャイティヤ窟
世界遺産|エローラ石窟群
▲非常に繊細な彫刻が随所に見ることができる

Data

◆登録名:
エローラ石窟群
◆登録年:
1983年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
オーランガーバード市内からバスで約1時間

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください

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