小笠原諸島

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第139回 日本 小笠原諸島 固有種が織り成す 海洋島独自の生態系

第139回 日本

小笠原諸島

固有種が織り成す 海洋島独自の生態系

世界遺産|小笠原諸島

Story

2011年6月、世界自然遺産に登録された小笠原諸島は、東京都小笠原村に属し、都心から南へ約1,000km離れた太平洋上にある大小30余りの島々からなります。一般住民が住んでいるのは父島と母島のみで、硫黄島、沖ノ鳥島など4島を除く大半が国立公園に指定されています。海洋プレートの沈み込みにより、約4800万年前から数百万年にわたって形成された海洋島で、一度も大陸と地続きになったことがありません。そのため、島にたどり着いた生物は環境に合わせ独自の進化を遂げ、小笠原諸島にしかいない数多くの固有種が、稀少な生態系を形成しています。

固有種の中でも特に陸産貝類(カタツムリの仲間)は、90%以上が固有種で、カタマイマイ属は樹上性、地上性など住む場所によって形態変化が見られ、今なお進化の過程を見ることができます。また、乾燥した父島には乾性低木林、湿潤な母島には湿性高木林など、環境に適応した植物が繁茂。アカガシラカラスバト、メグロなど、絶滅危惧種の鳥類の生息地にもなっています。

19世紀まで無人島だったことが幸いし保たれてきた稀少な生態系も、人間が持ち込んだネコやヤギ、グリーンアノール(トカゲ)などの生物により、固有種を絶滅の危機に追い込んでいます。現在、外来生物の駆除や新たな侵入を防ぐなど地道な努力が続けられていますが、「進化の実験場」と呼ばれる希有な自然を次代へ残していくために、さらなる英知の結集が求められています。

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固有種の中でも特に陸産貝類(カタツムリの仲間)は、90%以上が固有種で、カタマイマイ属は樹上性、地上性など住む場所によって形態変化が見られ、今なお進化の過程を見ることができます。また、乾燥した父島には乾性低木林、湿潤な母島には湿性高木林など、環境に適応した植物が繁茂。アカガシラカラスバト、メグロなど、絶滅危惧種の鳥類の生息地にもなっています。

19世紀まで無人島だったことが幸いし保たれてきた稀少な生態系も、人間が持ち込んだネコやヤギ、グリーンアノール(トカゲ)などの生物により、固有種を絶滅の危機に追い込んでいます。現在、外来生物の駆除や新たな侵入を防ぐなど地道な努力が続けられていますが、「進化の実験場」と呼ばれる希有な自然を次代へ残していくために、さらなる英知の結集が求められています。

Photos

世界遺産|メグロ
▲母島列島でしか見ることのできないメジロの一種/メグロ(固有種)
OTA/OVTB
世界遺産|ムニンヒメツバキ
▲5〜6月に見頃を迎える小笠原の村花/ムニンヒメツバキ(固有種)
OTA/OVTB

Data

◆登録名:
小笠原諸島
◆登録年:
2011年
◆分類:
自然遺産
◆アクセス:
東京・竹芝桟橋から「おがさわら丸」に乗船し、小笠原諸島の父島・二見港まで約25時間30分。※繁忙期を除き、通常は6日に1便運行

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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