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第56回ペルー

マチュピチュ 世界遺産

繁栄の記憶を留める 奇蹟の天空都市

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世界遺産 マチュピチュ

スコから列車とバスを乗り継いで、さらに急勾配の山道を10分ほど歩くと、忽然と目の前に現れる石造りの遺跡。麓からは仰ぎ見ることのできない標高約2,280mにあるため、スペイン軍はその存在についに気づくことはありませんでした。1911年にアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガムによって発見され、このインカの都市はようやく400年もの長い眠りから目覚めたと言われています。ウルバンバ川流域には貴重な生態系を有する密林が広がり、世界でも珍しい複合遺産の一つに数えられています。

マチュピチュの総面積は約5km2。その約半分が山の斜面を利用した段々畑で、その西側は750人ほどが暮らしたとみられる居住区を含む市街地となっています。美しい曲線を描く太陽の神殿をはじめ、インカ独特の精巧な石積み技術は見応え十分。インティワタナ=日時計の真相はさておき、遺跡最高点からの眺望には誰もが感嘆のため息をもらすはず。山頂であるにもかかわらず、高度な利水システムが完備されていることも注目に値します。

多くの謎に包まれ、旅人のロマンをかき立てるマチュピチュ。通常の都市ではなく、王族の離宮であったという説が有力ですが、確たる証拠はありません。さらに、堅牢な神殿や住居をどのように建設したのか、そもそも材料となる巨石をどこから調達し、ここまでどうやって運んだのかも、ケチュア族が文字を持たなかったため、未だ解明されぬまま。雲海にそびえるインカの遺跡は、悠久の時を超えて私たちに何を語りかけているのでしょうか。

世界遺産 マチュピチュの写真

世界遺産|インティワタナ
日時計だと言われるインティワタナ。周囲は絶景が広がる
世界遺産|段々畑
あらゆる場所に段々畑を作り、多くの人々の生活を支えた

世界遺産 マチュピチュの情報

◆登録名:
マチュ・ピチュの歴史保護区
◆登録年:
1983年
◆分類:
複合遺産
◆アクセス:
クスコのサン・ペドロ駅から終点アグアス・カリエンテス駅まで電車で約4時間。下車後マチュピチュ入り口までバスで約30分
世界遺産|マチュピチュ 地図

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写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください

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