京都-平等院

|日本 世界遺産|阪急交通社

旅コーデ

世界遺産 〜The World Heritage〜

第124回 日本 京都ー平等院 この世に出現した 平安貴族の極楽浄土

第124回 日本

京都ー平等院

この世に出現した 平安貴族の極楽浄土

世界遺産|京都ー平等院

写真提供:平等院

Story

唐使派遣の停止により文化の日本化が進んだ平安時代、貴族たちは優美な寝殿造に住まい、かな文字を使用し和歌や物語を楽しむなど、現世(この世)を謳歌していました。しかし、平安時代中頃から政変により社会が乱れ末法思想が広まると、来世(死後の世界)の豊かさを願うようになり、阿弥陀仏を信仰すれば極楽浄土に生まれ変われるという"浄土教"が流行します。世界遺産「古都京都の文化財」のひとつ、10円硬貨でもおなじみの平等院が建てられたのは、そのような時代でした。

平等院は京都と奈良を結ぶ要衝の宇治川沿いにあり、関白藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改めたのが始まりです。頼通が建てた阿弥陀堂(国宝)は極楽浄土を形にした阿弥陀堂建築の典型。鳳凰が翼を広げたような姿から鳳凰堂と呼ばれ、堂内に安置された本尊の阿弥陀如来坐像は、平安時代屈指の仏師、定朝の作。以降つくられる仏像に多大な影響を与えました。壮大な伽藍も度重なる戦火で多くを焼失。奇跡的に残った鳳凰堂、本堂跡に鎌倉時代初期に建てられた観音堂(国指定重要文化財)に、「天下の三名鐘」に数えられ現在は鳳翔館で公開されている梵鐘が、優雅さを極めた往時を偲ばせます。

平等院は春の桜を始め、ツツジ、藤、睡蓮など、四季折々の花に彩られ、特に藤が満開の頃は極楽浄土さながらの美しさ。当時ちまたで「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまへ」と謡われたように、平等院を訪れれば、平安貴族が夢見た極楽浄土がまるでそこにあるかのように思えます。

続きを読む

平等院は京都と奈良を結ぶ要衝の宇治川沿いにあり、関白藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改めたのが始まりです。頼通が建てた阿弥陀堂(国宝)は極楽浄土を形にした阿弥陀堂建築の典型。鳳凰が翼を広げたような姿から鳳凰堂と呼ばれ、堂内に安置された本尊の阿弥陀如来坐像は、平安時代屈指の仏師、定朝の作。以降つくられる仏像に多大な影響を与えました。壮大な伽藍も度重なる戦火で多くを焼失。奇跡的に残った鳳凰堂、本堂跡に鎌倉時代初期に建てられた観音堂(国指定重要文化財)に、「天下の三名鐘」に数えられ現在は鳳翔館で公開されている梵鐘が、優雅さを極めた往時を偲ばせます。

平等院は春の桜を始め、ツツジ、藤、睡蓮など、四季折々の花に彩られ、特に藤が満開の頃は極楽浄土さながらの美しさ。当時ちまたで「極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまへ」と謡われたように、平等院を訪れれば、平安貴族が夢見た極楽浄土がまるでそこにあるかのように思えます。

Photos

世界遺産|平等院 鳳凰堂と藤
▲樹齢約250年を誇る藤の花は例年4月下旬〜5月上旬に見頃を迎える
写真提供:平等院
世界遺産|平等院 姫睡蓮
▲泥の中から清らかな花を咲かす蓮は浄土の象徴/姫睡蓮
写真提供:平等院

Data

◆登録名:
古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)
◆登録年:
1994年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
京都駅からJR奈良線の宇治駅から徒歩約10分。京阪宇治線の宇治駅から徒歩約10分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

このページの上部へ

京都-平等院|日本 世界遺産|阪急交通社

Copyright(C)2017 HANKYU TRAVEL INTERNATIONAL CO.,LTD. All rights reserved