ヴィースの巡礼教会

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第92回 ドイツ ヴィースの巡礼教会 草原の教会に祀られた 涙を流すキリストの像

第92回 ドイツ

ヴィースの巡礼教会

草原の教会に祀られた 涙を流すキリストの像

世界遺産|ヴィースの巡礼教会

写真提供:ドイツ観光局

Story

イツ南部の小さな村でのこと。あまりにも痛々しい姿から、長い間しまい込まれていた「鞭打たれるキリスト」の木像を、マリアという農婦がもらい受け祈りを捧げたところ、1738年6月14日、キリストの像が涙を流したという。この噂を聞きつけた人々がマリアの家に押し寄せ、1740年に小さな礼拝堂を建てましたが、巡礼者はますます増え、1746年に新たに教会が建てられることになりました。これが、世界遺産に登録されているヴィースの巡礼教会です。

アルプスを背に立ち、緑の牧草地に白壁が映える教会は、当時の高名な建築家ドミニクス・ツィンマーマンの手によるもの。素朴な外観に比して、内部の装飾は華麗で繊細。その際立つコントラストに目を見張ります。ドイツ・ロココ様式の最高傑作と称えられ、主祭壇の天井フレスコ画は宮廷画家だった兄のヨハン・バプティストの作品。パイプオルガンも、じつに華やかに装飾されています。

「鞭打たれるキリスト」の像は、十字架にかけられたキリストの血を表す赤い柱と、神の恩寵を表す青い柱に囲まれ、自ら犠牲になり復活したキリストの象徴である子羊の像、キリストの献身を表すペリカンの像などが配された主祭壇に安置され、伝説の奇跡を今に伝えています。ヴィース(ドイツ語で草原)の名のごとく質素な佇まいの教会ですが、年間100万人もの巡礼者を迎え入れています。

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アルプスを背に立ち、緑の牧草地に白壁が映える教会は、当時の高名な建築家ドミニクス・ツィンマーマンの手によるもの。素朴な外観に比して、内部の装飾は華麗で繊細。その際立つコントラストに目を見張ります。ドイツ・ロココ様式の最高傑作と称えられ、主祭壇の天井フレスコ画は宮廷画家だった兄のヨハン・バプティストの作品。パイプオルガンも、じつに華やかに装飾されています。

「鞭打たれるキリスト」の像は、十字架にかけられたキリストの血を表す赤い柱と、神の恩寵を表す青い柱に囲まれ、自ら犠牲になり復活したキリストの象徴である子羊の像、キリストの献身を表すペリカンの像などが配された主祭壇に安置され、伝説の奇跡を今に伝えています。ヴィース(ドイツ語で草原)の名のごとく質素な佇まいの教会ですが、年間100万人もの巡礼者を迎え入れています。

Photos

世界遺産|ヴィース教会
▲大草原の中にぽつんと佇むヴィースの巡礼教会
写真提供:ドイツ観光局
世界遺産|ヴィース教会内部
▲華麗で繊細な装飾が施されている、教会の内部
写真提供:ドイツ観光局

Data

◆登録名:
ヴィースの巡礼教会
◆登録年:
1983年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
フュッセンからバスで約45分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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