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第110回インドネシア

世界遺産|プランバナン寺院群

ヒンドゥーの大寺院に伝説の女神像が残る

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世界遺産 プランバナン寺院群

ンドネシア・ジャワ島中部のプランバナンには、仏教とヒンドゥー教の様式が融合した寺院群が点在。9〜10世紀に建てられ、天を突く仏塔が特徴的です。宇宙の破壊、創造、維持をつかさどるシヴァ、ブラフマ、ヴィシュヌの3神が祭られた神殿からは、ヒンドゥー教の世界観を見ることができます。

中心寺院のロロ・ジョングラン寺院には、高さ約47mのシヴァ神殿を中心にブラフマ神殿、ヴィシュヌ神殿が配され、シヴァ神には牡牛・ナンディ像、ブラフマ神には白馬・ハンサ、ヴィシュヌ神には神鳥・ガルーダと、それぞれの乗り物を祭る堂が対峙しています。また外壁には、古代インドの叙事詩『ラーマヤナ』物語を題材にした精緻なレリーフが施され、まるで絵巻物のように展開します。

シヴァ神殿内には、シヴァの息子で象の顔をした神ガネーシャ像や、シヴァの妻で女神のドゥルガ像も安置されています。その昔、大男に求婚され困ったロロ・ジョングラン姫は、一晩で千の寺院を造れたら妻になると約束。999の寺院まで完成したとき、ロロ・ジョングラン姫が一計を案じ、夢やぶれた大男は怒り狂い、呪いをかけられた姫は哀れ石像に。その姿がドゥルガ像といわれます。大男が造ったと伝わるセウ(千の意味)寺院が今に残り、この寺院の守護神クベラの像を地元ではクラササ(大男の意味)と呼んでいると聞けば、伝説がまことしやかに思えてきます。

世界遺産 プランバナン寺院群の写真

世界遺産|プランバナン寺院群 レリーフ
シヴァ堂の外壁を飾る『ラーマヤナ』のレリーフ
©ASEAN-Japan Centre
世界遺産|プランバナン寺院群 ガネーシャ像
障害を取り去るといわれるガネーシャ像
©ASEAN-Japan Centre

世界遺産 プランバナン寺院群の情報

◆登録名:
プランバナン寺院遺跡群
◆登録年:
1991年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
ジョグジャカルタからバスで約40分。
世界遺産|プランバナン寺院群 地図

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