49. 一輪の綿花から始まる倉敷物語
～和と洋が織りなす繊維のまち～
岡山県倉敷市

岡山県倉敷市のおすすめ

見どころ

倉敷市は全国最多の３つの日本遺産ストーリーを有し、市内全域に構成文化財が存在する、まさに「日本遺産のまち」です。繊維産業発展とまちづくりの歴史を物語る「一輪の綿花から始まる倉敷物語」、その綿花栽培や繊維産業に大きな関わりを持つ「北前船寄港地の繁栄の物語」、悠久のロマンが感じられる「古代吉備の遺産と桃太郎の物語」。特色あるこれらの物語は、歴史・文化に彩られた倉敷市の魅力を伝えています。秋には、倉敷美観地区の和・洋の町並みと紅葉のコントラストが楽しめます。

一押しスポット

倉敷市真備地区の国指定史跡・日本遺産構成文化財「箭田大塚古墳」。古墳時代後期の築造とされる岡山県三大巨石墳のひとつで、石室の全長は19.1ｍと全国有数の規模を誇り、古代吉備の隆盛が感じられます。奈良時代に遣唐使として二度中国に渡り、その知識を政治・文化に反映した吉備真備公の先祖である下道氏の墓と考えられています。

おすすめグルメ

ばらずし…サワラやシャコ、エビなど瀬戸内の食材をふんだんに使った色鮮やかなすしです。倉敷の商家では、祭りの日に近隣の人や知人を自宅に招き、瀬戸内の豊富な海の幸と旬の野菜を鮮やかに盛り合わせたばらずしを作って振舞っていました。

お土産

民芸品…暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々です。倉敷の礎を築いた大原家が民芸運動を支援したことで、倉敷に民芸文化が花開き、焼き物やガラス製品、織物などの多彩な民芸品が生まれました。