サラマンカ旧市街

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第199回 スペイン サラマンカ旧市街 600年にわたり築かれた スペイン建築の宝庫

第199回 スペイン

サラマンカ旧市街

600年にわたり築かれた スペイン建築の宝庫

世界遺産|サラマンカ旧市街

©Horvath Botond

Story

ドリードの北西約200kmにあるサラマンカは、旧市街の南を流れるトルメス川にローマ橋が架かり、遥か2000年の歴史を偲べる町です。ローマ帝国の属領となり栄え、西ゴート族、イスラム教徒の支配を経て、12世紀にはレコンキスタを果たします。いま見られる旧市街の景観は、その後18世紀まで長い年月をかけて形成されたものです。

1988年に世界遺産に登録された旧市街には、スペイン最古のサラマンカ大学、チュリゲラ様式(スペイン独自のバロック様式)の発祥となったサン・エステバン修道院など歴史的建造物がひしめいています。なかでも新旧の大聖堂は町のシンボルともいえる存在です。旧大聖堂はレコンキスタ後の1149年から1世紀半をかけ、キリスト教の基盤強化のために建設されたロマネスク様式の代表建築です。堂内にあるキリストと聖母の生涯が53枚の絵画に描かれた、主祭壇の飾り衝立は必見です。新大聖堂は旧大聖堂が手狭になったため1513年に建設に着手。1560年にゴシック建築の大聖堂が完成しますが、18世紀まで増改築が続き、ルネサンスやバロックなど、その時々の流行りの建築様式が取り入れられ、それらが融合した特異な建築になりました。

200年近くをかけ、あまりにも巨大になった新大聖堂は、人々から「お偉方さま」と揶揄されたことも。しかし、各時代の建築様式、独自に進化した建築様式が一堂に会した街そのものが、まさにスペイン建築の歴史博物館といえるでしょう。このサラマンカ旧市街は、人類が築き上げた歴史的な傑作を目の当たりにできる「比類なき美しい街」です。

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1988年に世界遺産に登録された旧市街には、スペイン最古のサラマンカ大学、チュリゲラ様式(スペイン独自のバロック様式)の発祥となったサン・エステバン修道院など歴史的建造物がひしめいています。なかでも新旧の大聖堂は町のシンボルともいえる存在です。旧大聖堂はレコンキスタ後の1149年から1世紀半をかけ、キリスト教の基盤強化のために建設されたロマネスク様式の代表建築です。堂内にあるキリストと聖母の生涯が53枚の絵画に描かれた、主祭壇の飾り衝立は必見です。新大聖堂は旧大聖堂が手狭になったため1513年に建設に着手。1560年にゴシック建築の大聖堂が完成しますが、18世紀まで増改築が続き、ルネサンスやバロックなど、その時々の流行りの建築様式が取り入れられ、それらが融合した特異な建築になりました。

200年近くをかけ、あまりにも巨大になった新大聖堂は、人々から「お偉方さま」と揶揄されたことも。しかし、各時代の建築様式、独自に進化した建築様式が一堂に会した街そのものが、まさにスペイン建築の歴史博物館といえるでしょう。このサラマンカ旧市街は、人類が築き上げた歴史的な傑作を目の当たりにできる「比類なき美しい街」です。

Photos

世界遺産|大聖堂
▲ゴシック様式の側廊を見上げてみると、その美しさのあまり吸い込まれそう
写真提供スペイン政府観光局
世界遺産|大聖堂
▲大聖堂正面にある正面扉口は、プラテスコ様式の傑作
写真提供スペイン政府観光局

Data

◆登録名:
サラマンカ旧市街
◆登録年:
1988年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
マドリッド・チャマルティン駅から列車で約2時間30分

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