富岡製糸場

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第201回 日本 富岡製糸場 明治初期に築かれた 日本の産業発展の礎

第201回 日本

富岡製糸場

明治初期に築かれた 日本の産業発展の礎

世界遺産|富岡製糸場

Story

切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」と流行り歌にも歌われた明治初期、上野(現在の群馬県)富岡の地で日本初の模範器械製糸場の建設が始まりました。富岡製糸場は、当時の主要な輸出品であった生糸の品質向上を目的に、また将来の産業発展の礎となるよう、すべて国内資本により政府によって建設されました。富岡の地が選ばれた理由は、工場建設に不可欠な「広い土地」、生糸の原料となる「繭」、製糸に必要な「水」を確保できた点が挙げられます。また燃料となる石炭が近隣で採れ、外国人の指導による工場建設に対し、地元の人たちの同意が得られたことも背景にあります。広さ53,738㎡の敷地内には、明治5年の操業当初のままの貴重な建築物が、ほぼ完全な形で残っており、2014年6月世界文化遺産に登録されました。

入口正面に見えるのは、繭の貯蔵のために建てられた東繭倉庫です。「木骨レンガ造」という和洋折衷の建築様式で、フランス人の設計により、日本人の大工が建てました。10万個も使用されているレンガは、瓦職人が試行錯誤して作った国産。屋号が刻まれた一片一片のレンガに職人の誇りが感じられます。富岡製糸場の心臓部ともいえる繰糸場は、内部に柱を1本も用いない「トラス構造」を採用。これにより、広い空間を確保することができたため、大きな機械の導入が可能になり、生糸の大量生産に成功しました。また、採光のためのガラス窓を高い位置に設置し、明かりを確保するなど、建物には様々な工夫が見られます。

富岡製糸場で生産された生糸は、世界に認められ、ヨーロッパ市場の安定にも貢献しました。海外の進んだ技術を取り入れ、そこに日本独自の工夫を組み合わせ、高品質の製品を作り上げる「ものづくりニッポン」の原点は、ここ富岡製糸場にあったのではないでしょうか。

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入口正面に見えるのは、繭の貯蔵のために建てられた東繭倉庫です。「木骨レンガ造」という和洋折衷の建築様式で、フランス人の設計により、日本人の大工が建てました。10万個も使用されているレンガは、瓦職人が試行錯誤して作った国産。屋号が刻まれた一片一片のレンガに職人の誇りが感じられます。富岡製糸場の心臓部ともいえる繰糸場は、内部に柱を1本も用いない「トラス構造」を採用。これにより、広い空間を確保することができたため、大きな機械の導入が可能になり、生糸の大量生産に成功しました。また、採光のためのガラス窓を高い位置に設置し、明かりを確保するなど、建物には様々な工夫が見られます。

富岡製糸場で生産された生糸は、世界に認められ、ヨーロッパ市場の安定にも貢献しました。海外の進んだ技術を取り入れ、そこに日本独自の工夫を組み合わせ、高品質の製品を作り上げる「ものづくりニッポン」の原点は、ここ富岡製糸場にあったのではないでしょうか。

Photos

世界遺産|繰糸場
▲当時、世界最大規模を誇った繰糸場。
世界遺産|田島弥平旧宅
▲近代養蚕農家の原型といわれる、構成資産の田島弥平旧宅

Data

◆登録名:
富岡製糸場と絹産業遺産群
◆登録年:
2014年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
上信電鉄 上州富岡駅下車、徒歩約15分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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