最後の晩餐

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第180回 イタリア 最後の晩餐 20年の修復で復活した ダ・ヴィンチの傑作

第180回 イタリア

最後の晩餐

20年の修復で復活した ダ・ヴィンチの傑作

世界遺産|最後の晩餐

Story

の中に私を裏切る者がいる」。「受難」の前夜、12人の弟子たちと別れの食卓を囲みこう予言するキリスト。驚き、動揺する弟子たち。聖書の有名な場面を描いた『最後の晩餐』は、ルネサンス期の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作です。1495年の着手から3年で完成し、作品のあるミラノのサンタマリア・デッレ・グラツィエ教会、ドミニコ会修道院とともに世界遺産に登録されています。

ダ・ヴィンチは絵画はもちろん、彫刻、建築、科学など様々な分野で活躍し、万能人と呼ばれました。『最後の晩餐』はドミニコ会修道院の食堂の壁に描かれています。ダ・ヴィンチは通常、壁画に用いるフレスコ画の技法ではなく、テンペラ画の技法で描いたことで写実的な人物描写を可能にし、一点透視図法を用いて平面を立体的な空間に仕立てました。天才といわれるゆえんです。しかし、テンペラ画は高温と湿気に弱く、完成直後から劣化が始まり、第二次大戦時には空爆で屋根が崩落するなど、受難を受け続けました。その間、描き直しや描き足しが行われ、オリジナルとはかけ離れてしまったため、1977年から汚れや加筆を取り除く地道な修復作業が続けられ、約20年をかけ1999年にダ・ヴィンチの名画が復活しました。

とはいえオリジナルが失われた箇所もあり、今も謎は残り人々を魅了し続ける『最後の晩餐』。本来の姿を取り戻した名画の前に立てば、絵にこめたダ・ヴィンチの真意が伝わってくるかもしれません。

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ダ・ヴィンチは絵画はもちろん、彫刻、建築、科学など様々な分野で活躍し、万能人と呼ばれました。『最後の晩餐』はドミニコ会修道院の食堂の壁に描かれています。ダ・ヴィンチは通常、壁画に用いるフレスコ画の技法ではなく、テンペラ画の技法で描いたことで写実的な人物描写を可能にし、一点透視図法を用いて平面を立体的な空間に仕立てました。天才といわれるゆえんです。しかし、テンペラ画は高温と湿気に弱く、完成直後から劣化が始まり、第二次大戦時には空爆で屋根が崩落するなど、受難を受け続けました。その間、描き直しや描き足しが行われ、オリジナルとはかけ離れてしまったため、1977年から汚れや加筆を取り除く地道な修復作業が続けられ、約20年をかけ1999年にダ・ヴィンチの名画が復活しました。

とはいえオリジナルが失われた箇所もあり、今も謎は残り人々を魅了し続ける『最後の晩餐』。本来の姿を取り戻した名画の前に立てば、絵にこめたダ・ヴィンチの真意が伝わってくるかもしれません。

Photos

世界遺産|サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
▲ミラノの中心にありながら、落ち着いた雰囲気が漂う教会前
世界遺産|サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
▲青空に映える、美しいゴシック建築の教会
©イタリア政府観光局 Fototeca ENIT
*写真の無断使用、複写、転載を固く禁じます。

Data

◆登録名:
レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院
◆登録年:
1980年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
ミラノ・マルペンサ空港からカルドナ駅まで、列車で約45分。そこから、徒歩で約10分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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