シギショアラ

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第130回 ルーマニア シギショアラ ドイツ文化を受け継ぐ 職人が築いた中世の町

第130回 ルーマニア

シギショアラ

ドイツ文化を受け継ぐ 職人が築いた中世の町

世界遺産|シギショアラ

Story

血鬼ドラキュラ』のモデルとなったヴラド3世の生地として知られるシギショアラは、トランシルヴァニア地方にある中世の面影をとどめる小さな城塞都市。多くの国々と国境を接するルーマニアには多様な民族が流入。シギショアラも12世紀、ザクセン地方から入植したドイツ人によって築かれました。世界遺産に登録された丘の上の旧市街は城壁で囲まれ、オレンジ色の三角屋根が連なる美しい町並みは、「トランシルヴァニアの宝石」と呼ばれるほど。

統治には王がいなかったため、入植者たちは職人組合ギルドを結成し、商工業を発展させるとともに、町の防衛や行政まで自ら行っていました。旧市街には「大工の塔」や「仕立屋の塔」など各ギルドが建てた塔がそびえていますが、当時これらは他民族の侵入を防ぐための見張り台として使われていました。なかでもひときわ高い、高さ約64mの「時計の塔」は町のシンボル。シギショアラがギルドによる自治都市になったことを記念して14世紀に創建され、現在は歴史博物館になっています。時を刻み続ける大時計はカラクリ時計で、定時になると人形が現われ踊り始めます。

ギルドの職人たちは町をドイツ風に仕立てただけでなく、ドイツ人教会や学校を建て、ドイツ文化の継承にも努めました。今もドイツ語の標識が残る旧市街の通りを歩けば、800年以上ほとんど変わらない景観に驚かされると同時に、政治・経済を担い町を最盛期へと導いた職人たちの努力と誇りを感じずにはいられません。

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統治には王がいなかったため、入植者たちは職人組合ギルドを結成し、商工業を発展させるとともに、町の防衛や行政まで自ら行っていました。旧市街には「大工の塔」や「仕立屋の塔」など各ギルドが建てた塔がそびえていますが、当時これらは他民族の侵入を防ぐための見張り台として使われていました。なかでもひときわ高い、高さ約64mの「時計の塔」は町のシンボル。シギショアラがギルドによる自治都市になったことを記念して14世紀に創建され、現在は歴史博物館になっています。時を刻み続ける大時計はカラクリ時計で、定時になると人形が現われ踊り始めます。

ギルドの職人たちは町をドイツ風に仕立てただけでなく、ドイツ人教会や学校を建て、ドイツ文化の継承にも努めました。今もドイツ語の標識が残る旧市街の通りを歩けば、800年以上ほとんど変わらない景観に驚かされると同時に、政治・経済を担い町を最盛期へと導いた職人たちの努力と誇りを感じずにはいられません。

Photos

世界遺産|大工の塔
▲三角屋根と木造りの階段が特徴的な「大工の塔」(右側)
© PHB.cz
世界遺産|街並み
▲カラフルな家が立ち並ぶ路地裏は散策にぴったり
© emicristea

Data

◆登録名:
シギショアラ歴史地区
◆登録年:
1999年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
ルーマニアの玄関口ブカレストから特急列車で約5時間、ブラショフからは特急列車で約2時間50分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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