ラバト

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世界遺産 〜The World Heritage〜

第190回 モロッコ ラバト 近代ヨーロッパと アラブが共存する首都

第190回 モロッコ

ラバト

近代ヨーロッパと アラブが共存する首都

世界遺産|ラバト

©sebgow

Story

ロッコ中西部の大西洋に面し、その落ち着いた佇まいから「庭園都市」とも呼ばれる首都ラバト。中心部は城壁に囲まれ、旧市街と新市街のいずれもが世界遺産に登録された希少な都市です。

ラバトの市街地の北側を占める旧市街は、12世紀にアフリカ北部に興ったムワッヒド朝によって築かれたアラブ系の街。狭い入り組んだ道の両側にありとあらゆる店がひしめき、終日活気にあふれています。その海の近くには17世紀に建造されたウダイヤのカスバ(城塞)が堅牢な姿で佇み、城塞内に作られたスペインのアルハンブラ宮殿を彷彿させるウダイヤ庭園は、アンダルシア庭園の傑作のひとつといわれます。旧市街に隣り合う南側に広がる新市街は、フランスの統治下にあった20世紀前半、フランス人によって作られた街。椰子の並木に彩られた広い通りにはヨーロッパの近代建築が整然と立ち並び、おしゃれなレストランやカフェは、フランスの街角と見紛うばかりです。しかし、ムハンマド5世の霊廟には、12世紀に建設が始まり未完のまま残された、高さ44mのミナレット「ハッサンの塔」が聳え、ここがアラブ・イスラムの街であることを窺わせます。

アフリカの地で共存するアラブとヨーロッパの文化にふれることができるラバトは、モロッコの首都とはいえカサブランカに比べれば小さな街です。城壁に守られ今も息づく2つの異なる文化に、この街がたどった歴史のロマンを感じずにはいられません。

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ラバトの市街地の北側を占める旧市街は、12世紀にアフリカ北部に興ったムワッヒド朝によって築かれたアラブ系の街。狭い入り組んだ道の両側にありとあらゆる店がひしめき、終日活気にあふれています。その海の近くには17世紀に建造されたウダイヤのカスバ(城塞)が堅牢な姿で佇み、城塞内に作られたスペインのアルハンブラ宮殿を彷彿させるウダイヤ庭園は、アンダルシア庭園の傑作のひとつといわれます。旧市街に隣り合う南側に広がる新市街は、フランスの統治下にあった20世紀前半、フランス人によって作られた街。椰子の並木に彩られた広い通りにはヨーロッパの近代建築が整然と立ち並び、おしゃれなレストランやカフェは、フランスの街角と見紛うばかりです。しかし、ムハンマド5世の霊廟には、12世紀に建設が始まり未完のまま残された、高さ44mのミナレット「ハッサンの塔」が聳え、ここがアラブ・イスラムの街であることを窺わせます。

アフリカの地で共存するアラブとヨーロッパの文化にふれることができるラバトは、モロッコの首都とはいえカサブランカに比べれば小さな街です。城壁に守られ今も息づく2つの異なる文化に、この街がたどった歴史のロマンを感じずにはいられません。

Photos

世界遺産|ラバト
▲ヨーロッパ風の街並みは、アフリカの地にいることを忘れさせるようだ
©モロッコ王国大使館
世界遺産|ラバト
▲狭い道の両側には、いくつもの店が並び活気にあふれている
©モロッコ王国大使館

Data

◆登録名:
ラバト:近代の首都と歴史都市の側面を併せもつ都市
◆登録年:
2012年
◆分類:
文化遺産
◆アクセス:
カサブランカから列車で約1時間、フェズから列車で約3時間30分

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度・高度・天候での風景をご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。

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