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九州紅葉
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寒霞渓
寒霞渓
小豆島・寒霞渓(香川県)
(紅葉時期:例年10月下旬〜11月下旬)
青い瀬戸の海と燃えるような紅葉の岩肌を一望する「日本三大渓谷」

 そうそうたる顔ぶれが挙がる「日本三大渓谷」。黒部渓谷とともに名を連ねるその1つが、人口わずか4万人弱の瀬戸内の小さな島にあると聞けば、意外な思いがするのではないだろうか。実に島の人口の15倍以上、年間70万人もの観光客を惹きつけているのが、小豆島の寒霞渓だ。
 200万年に渡る長い年月の風雨によって浸食された岩肌を彩るのは、イロハモミジをはじめとした紅に色づく樹木と、クヌギなどの黄金色、なんと50種とも言われている。まるで山のみならず島が丸ごと燃え上がるようだ。特に山頂からは、これらの錦繍綾なす奇峰と瀬戸内海、さらに晴れた日には四国までもが一望の下。海と紅葉を一度に見られる場所は意外に少ないだけに、日本三大渓谷に挙げられるのもうなずける。
自由律俳人の種田山頭火や正岡子規ら、数々の文人墨客も愛でたこの絶景を、今は、麓の紅雲亭と山頂を結ぶ約5分のロープウェイで、気軽に楽しむことができる
紅葉谷公園
宮島・紅葉谷公園(広島県)
(紅葉時期:例年11月上旬〜中旬)

中国紅葉マップ
中国紅葉マップ

四国紅葉マップ
四国紅葉マップ
中国紅葉の見頃(例年)
足立美術館 11月上旬〜11月中旬
大山 10月下旬〜11月中旬
宮島・紅葉谷公園 11月上旬〜11月中旬
蒜山高原 10月下旬〜11月中旬
倉敷 11月上旬〜11月下旬
10月下旬〜11月中旬
錦帯橋 10月下旬〜11月上旬
帝釈渓 11月上旬〜11月下旬
四国紅葉の見頃(例年)
寒霞渓 10月下旬〜11月下旬
栗林公園 11月中旬〜11月下旬
四万十川 11月中旬〜11月下旬
祖谷渓 11月上旬〜11月中旬


錦帯橋
錦帯橋(山口県)
(紅葉時期:例年11月上旬〜中旬)
紅葉に浮び上る五連のアーチに高まる城下町風情

 中四国を代表する見どころの1つ・錦帯橋。幅5メートル、長さは210メートルに及ぶ長大なこの橋は、「三名橋」にも「三奇橋」にも挙げられている。現在の錦帯橋は、藩主が1673年、最初に架けたものから数えて三代目。市民の熱意と愛着によって江戸時代の建築技術を用いた、そのままの姿で再現されている。ぜひ河原に降りて裏側から、木造橋の構造を観察してみたい。釘を一本も使わず、巻金(まきがね)と鎹(かすがい)で固定する組木の技術には、現代の建築家も驚くほどだという。  この名橋の姿は、穏やかな表情を見せる錦川に映り込み、秋には地元で名所として有名な城山の紅葉に浮び上る、まさに絵画のような美しさだ。

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高千穂峡
高千穂峡(宮崎県)
(紅葉時期:例年10月下旬〜11月中旬)
神業としか思えない、大胆な色彩と壮大なスケールの峡谷美

 「天の岩戸」「天孫降臨」と、さまざまな神話と伝説が残る神々の里、高千穂。それを実感させる神秘的なまでの美しさをたたえているのが、五ヶ瀬川沿いのV字谷、高千穂峡だ。  とうとうと流れる川の両岸に柱状節理がそそりたつこの峡谷は、九州の紅葉名所の1つとして名高い。10月中旬から、岩肌はモミジやハゼの紅、イチョウやケヤキの黄金、シイの緑といった、鮮やかな樹木に彩られる。そしてその下には青緑色の澄んだ川面。中でも最大の見どころである17メートルに及ぶ名瀑、真名井の滝では、水飛沫までが鮮やかに染まるようだ。御橋から神橋まで片道15分の遊歩道をのんびりと歩けば、神の里が魅せる艶やかな錦とせせらぎの音に、いつしか心が癒されていくに違いない。
深耶馬渓
深耶馬渓(大分県)
(紅葉時期:例年10月下旬〜11月下旬)

九州紅葉マップ
九州紅葉マップ
九州紅葉の見頃(例年)
柳川 11月上旬〜11月下旬
菊池渓谷 10月下旬〜11月中旬
水前寺公園 11月上旬〜11月下旬
高千穂峡 10月下旬〜11月中旬
竹田 11月上旬〜11月下旬
湯布院・金隣湖 11月上旬〜11月下旬
富貴寺 11月上旬〜11月下旬
青の洞門 11月上旬〜11月下旬
深耶馬渓 11月上旬〜11月下旬
九州コスモスの見頃(例年)
くじゅう谷公園 11月上旬〜11月下旬
生駒高原 11月上旬〜11月下旬

竹田・岡城跡
竹田・岡城跡(福岡県)
(紅葉時期:例年10月下旬〜11月中旬)
詩聖と楽聖を生んだ城下町で出逢う日本人の琴線に触れる風景

有明海に注ぐ筑後川河口に開けた柳川は、網の目上に掘割が張り巡らされた水郷の町で詩聖・北原白秋の故郷。掘割に影を落とすしだれ柳に加えて、赤く色づいたハゼの樹やクコの実が、秋の風情を醸しだしている。船頭の巧みな竿さばき1つで、ゆっくり堀を巡って行く昔ながらのドンコ船にも、はじめて見るのにどこか懐かしい、穏やかな気持ちが満ちてくる。  一方、竹田の紅葉の見どころは滝廉太郎が『荒城の月』のモチーフにした岡城址だ。海抜325メートルの断崖に立つ城址では今でも、どっしりとした石垣が難攻不落を誇った当時を物語っている。そして本丸跡から遥かに望むのは、阿蘇、九重といった九州の名だたる山々。二の丸、三の丸など至るところに植えられたモミジが、城内をより一層刹那的に彩っている。こんな光景を目の前にして、思わず口を突いて出てくるのは、やはり『荒城の月』の「昔の光 今いずこ」という哀切あふれる一節だろう。
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