樹海の中の“東洋の奇跡”アンコール遺跡群をめぐる
アンコールワット   
夕暮れのアンコールワット
▲「天使が造った都」のシンボル、アンコールワット

約130年前、伝説を追い求めたフランス人学者アンリ・ムオによって劇的に発見されたアンコールワット。カンボジア全土に広がる遺跡の約7割が集中するというアンコール遺跡群にあって、ひときわ壮大かつ優美な輝きを放ちます。約30年の歳月と3万人もの人力を費やして築かれたと言われ、アンコール都城の中心、アンコール王朝が輝き始めた時代のシンボルとなったのです。そして今もなお仏教の聖地として、カンボジアの人々の信仰のシンボルとして敬われ続けています。

アンコールワット内部地図
アンコールワット 参道
▲参道の正面に姿を現すアンコールワット
古代の宇宙観を見事に再現
アンコールワットの最大の特徴は、四方を壕と城壁で囲んだその独特の建築様式。5つの塔とそれを囲む三重の回廊からなり、回廊にはアンコール芸術の神髄とも言える精巧な浮き彫り細工の壁画が所狭しと刻まれ、絢爛たる美しさに満ちあふれています。
アンコールワット 回廊
▲光の加減で微妙な変化が映し出される回廊
日本人も足跡を刻んでいた
実は、アンコールワットは意外にも古くから日本でも知られていました。17世紀、仏教の聖地「祇園精舎」と信じられていたのがこの地だったのです。十字回廊西側の列柱には日本人初の訪問者・森本右近太夫のものとされる墨書跡もあるというから驚きです。
 
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