樹海の中の“東洋の奇跡”アンコール遺跡群をめぐる
アンコールトム  

アンコールワットと並んでよく知られるもう1つの遺跡がアンコールトム。12世紀末にクメール王国を隣国の侵攻から救った英雄ジャヤヴァルマン7世によって築かれた城塞都市です。クメール語で「大きな都市」を意味するこの遺跡は、周囲12kmもあるほぼ正方形の環壕と高さ8mの城壁に囲まれ、その内部には王宮や寺院など80を超える建物が点在しています。宿敵であった隣国を制圧し、インドシナ半島に広く力を誇った王国の、まさに繁栄の様が息づく巨大都市遺跡群と言えます。

アンコールトム
▲アンコール王朝の栄華があふれたアンコールトム
アンコールトム内部地図
仏教寺院バイヨン
▲アンコールトムの中心にある仏教寺院バイヨン
観世菩薩の慈悲があふれるバイヨン

アンコールトムの数ある建造物の中で最も有名なのは、やはり王都の中心をなすバイヨン寺院です。巨大な仏顔を四面に彫りつけた54の塔が林立し、173面の仏顔には観世音菩薩の慈愛が全世界に行き届くようにとの願いが込められているといいます。

象のテラス
▲壁面にも細かな彫刻が施された象のテラス
優美な彫刻が美しい象のテラス

王宮前の広場に面した長さ350mのテラス。当時このテラスは王の閲兵の際に使用されたと考えられています。高さ3.5mの壁面には象や神鳥・ガルーダの彫刻が施され、テラス北壁内壁にも神像や5つ頭の神馬など、美しいレリーフが施されています。

 
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